あれは…20代前半。
風俗には縁もなく、どこか軽蔑的に
思っていた。
そんな私は友達と当時キャバクラで働いていた。
お酒も若さからか飲むわ飲むわで
天職かとさえ思っていた(笑)
そんな、ある日いつも連れ立って
遊び歩いていた友達が付き合いが悪くなった。
何があったのか？いつも隠し事なく
腹を割って話あえる友達が、どうしたんだろう？
思い切って聞いてみた。
じゃ友達が言い難くそうに
と言いだした。
さすがに最初はマジか！
なんで風俗なん気持ち悪いと思ったのが正直な気持ちだった。
でも、友達の話を聞いていると
と言う。
なぜか私も興味が湧いてきた。
今、思えば若いっていう勢いは凄いものがある（笑）
じゃ、私にも紹介してと面接に行ったんだ。
色々と丁寧に説明してくれて俗にいうセクハラ講習もなく。
勢いで面接に来たものの不安になった。ちょっとビビってました(笑)
初めての、お客様は今も忘れられない。
20代の私からするとジジイ同然の
50代のオッサン。
でも紳士的な優しい人だった。
緊張してる私に優しく話かけてくれて嫌な事はしないからと優しくエスコートしてくれた。
ガチガチに固まってる私は演技すらできずグッと堪えて時間が過ぎるのを待つだけ。
そして時間が来て。
お客様が最後に私にこう言った。
と言ってくれた。
その時、私は本当の笑顔で、
と言えた瞬間だったと思う。
それからは、どんな嫌なお客様でも笑顔で過ごす事を心がけている。
ちょっとした勇気や興味が新しい自分の発見になる。
それから私の風俗生活は続いた。
そして一時期は完全引退して
また風俗始めた(笑)
昔に比べると、お客様の要望や
価値観は多少かわってるけど
やる事は何１つ変わらない世界だ(笑)
今、また違った意味で楽しんで仕事してる。