酔いどれMの業界赤裸々コラム

最初の旦那の親戚の家に養子に出したので。

梅田の人妻インタビュー第三弾です！

今回は人生話と仕事に対しての個性が色濃いお話です。

ゆう(仮名)42歳

M：ゆうさん、この仕事は何年くらいされてるんですか？

ゆう：えっと、3、4年前に3ヶ月くらいやったのが初めてで、最近また始めてこのお店で3ヶ月くらいです。

M：それまでは何をされてたの？

ゆう：それまでは、介護の仕事やオペレーターの仕事をしてました。

M：なんでまたこっち(風俗)の業界に来ることになったんですか？

ゆう：えっと、元々ラウンジとかスナックとか水商売をしてたことがあって、その時知り合ったお客さんがこうゆうホテヘルとかに遊びに行ってる人で、その人が行ってる仲の良い店を紹介してもらって働くことになったんです。けれどお店の雰囲気が合わなくて…2、3ヶ月で辞めて、それからブランクはあったんですけどコンビニにあるフリーペーパーの求人を見て今のお店を見つけてまた働き始めた感じです。

M：ってことは、30代の後半から40代でこのお仕事なんですけど、また何でなんですか？

ゆう：その、介護の仕事をしながら水商売したり掛け持ちだったんですけど、もっと効率良く稼ぐには風俗かな、と。お金が結構必要だったので。それと年齢的にもギリギリかなとも思って。この仕事で50歳までかな、と思っています。

M：ご家庭は？

ゆう：私、バツ2なんですよ(笑)今は独りでいます。できちゃった結婚で子供は1人いるんですけど、最初の旦那の親戚の家に養子に出したので。

M：え！じゃ全然会ってない？

ゆう：全然会ってないです。最初の旦那の義理のお姉さん夫婦が子供に恵まれなくて、それと私たちはもう終わりになるので、まぁその義理のお姉さん家は田舎で土地が沢山あって農家をしていて後継ぎが欲しくて子供くれくれ言ってたんですよね。旦那とも縁が切れるし、その流れで…。

M：そうなんだ、子供さん今幾つくらいなの？

ゆう：22歳ですね、私の最初の結婚が20歳で男の子を産んで、22歳で離婚して、その時ラウンジなんかで働いてたんですがやっぱりお金が大変で…子供に不憫な思いをさせたくなくて…それで前から話のあった義理のお姉さんのところに養子に出したんです。そして私はその後キャバクラで働いてそこで知り合ったお客さんと結婚したんですけど、子供もできず7年で離婚したんです。

M：じゃ、お子さん2歳くらいで養子に行ったのかな？なら幼少の頃の記憶が無いうちに行けたのかな？

ゆう：そうですね、一度迎えに行ったことがあったんです。もう5歳になってたんですけどもう全然覚えてなかったんですよね。向こうのご夫婦のことお父さんお母さんと思っていて…テンション下がりましたけど、このままの方が幸せになれるかなって。

M：そんなことになってしまうくらい最初の旦那とは合わなかったんだ？

ゆう：そう、DVとか浮気とかがあって。もう無理でした。

M：そうだったんですね…ってことは割と生計立てるのは水商売がメインだったのかな？

ゆう：その介護だったり保険の外交員だったり電話のオペレーターをしながら夜は水商売をしてたんですけど、やっぱり昼夜の両立が厳しくてしんどかったので上手くいかなくて。

M：それで今の風俗に至るってことですね。それで思うように稼げてますか？

ゆう：どうでしょう…人と話したり接客業は嫌いじゃないのでいいんですけど、その稼げれるようにとか、その要領良くするって言うのが私は苦手なんですね…。その男の人に媚びたりとか甘えたりするのが苦手かな？って感じです。

M：それでも具体的に最低限幾ら稼いでないとやっていけない？

ゆう：そうですね、最低30万はないとキツイですね。今はそのくらいは稼がせてもらってます。

M：今の仕事は性に合ってる？

ゆう：人を気持ち良くさせるっていうのは好きなのでいいんですけど、その風俗特有の上手く甘えてみたり、また来てもらう為の色仕掛けですかね、まだまだ素人だと思うんですよ。

■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■

色んな人生がありますね…彼女は良くも悪くも少し不器用なんでしょうね。

ただ、女として許せること許せない事がはっきりしてるって良いことなんだと思える部分もあります。主体性に欠ける人って男女問わずいますからね。徹するのも仕事ですけど、彼女の身の上話を聞いているとその人生に後悔は無いように生きているんだなとも取れました。

誰にでも選ぶ権利はあるんです。彼女は自分の人生を選んで生きています。もう少しお仕事上手になって欲しい気もしましたが…。